遠距離恋愛警察小説?柴田よしき「桃色東京塔」

東野圭吾、宮部みゆき、村上春樹、荻原浩・・・と、
新作が出ると必ず手に取る作家がいるわけですが。
柴田よしきもその一人なんです。
内容は、帯の売り文句に書かれていたまんま、「遠距離恋愛警察小説」。
ノンキャリアながら敏腕な東京の刑事と、
同じ警察官として殉職した夫を思いながら、過疎の村で仕事を続ける未亡人女性刑事の、
事件と恋の物語。
警察小説といえば、横山秀夫、今野敏、佐々木譲・・・と
男性作家が多く、
また警察組織内の確執だの覇権争いだの、
ハードボイルドだったり職人気質だったりする主人公の活躍だの、
という話が主流な感じがします。
それよりはもっとソフトなタッチで、
でも刑事という仕事について、自分の人生における位置づけを、
主人公ふたりがしっかりと考えているお話です。
過疎の村と都会、という対立も考えさせられます。
そろそろ都会暮らしがつらくなってきた私としては、
老後は静かな山の中で暮らしたい・・・
人生やり直せるなら、消防士か警察官になりたい・・・
という二つの夢を仮想体験できて、楽しい一冊でありました。
おまけでこんな本も。

石田衣良「PRIDE 池袋ウエストゲートバーク10」
シリーズ追いですが、もう10作目・・・
読者の私はどんどん年をとるのに、マコトもタカシも変わらない・・・
そろそろついていけなくなるかも?(笑)
この記事へのコメント
みやさん、読書は若いうちですよ(^_-)-☆
読書ネタになると誰もいなくなる中、貴重なコメントありがとうございます(^3^)/
読書は若いうち…?でも、人生経験がないとわからないことも沢山ありますね…
読書が億劫、とは、やはり職務多忙のせいですか?まさか、老眼なんてことは…(^_^ゞ
それは失礼しましたm(__)mウチは40台で老眼になる家系でして…
みやさんへ
おはよう。
読書ネタになると 遠ざかるオヤジです ・・・
特に文庫本になると字が ・・・
そして 漢字が読めない ・・・
たしかに 億劫になります ・・・
お気遣いのコメント、ありがとうございます(^-^ゞ
億劫ですか…
最近の私はパソコンが億劫…(´Д`)
「桃色東京塔」みたいな警察恋愛ものもあるんですねぇ。
似たようなので、吉川英梨のアゲハとかも・・・。
少々ドタバタですけどね。
新作も出て↓のサイトで吉川さんを取り上げられたりして
注目アップ中みたいです。
http://www.birthday-energy.co.jp
「桃色東京塔」読んでみます~。
吉川英梨さん、ですね!
ノーチェックでした!
今度読んでみます♪