それでも、なお
空手の地区大会が、
無事終わりました。
…母は、
予告どおり、
一回戦負け。
○| ̄|_
努力と結果は比例しない。
我が人生そのものみたいな、
苦い見本でございます。
本当はね。
参加費まで払って、
貴重な休日を一日潰して。
…出番は1回、5分足らず。
なんだかなあって思わなくもない。
…別に、健康やダイエット、心身の鍛練が目的ならば、
大会に出る必要は、何もない。
そういって、練習と昇級審査しか来ない大人も多い。
元より母なんか、
常に1回戦負けだから、
本当に「枯れ木も山の賑わい」要員。
…武道ですから、
さっさと負けても、
最後までじっと座って待つ。
…この待ち時間が長いのだ…
その間、つらつらとそんなことを思っていると。
我が師匠が、
デカイ身体をちっちゃくしながら、
そそっと寄ってきた。
「おかあさん、どう?」
……どうもこうもありません。
いや、どうにもなりません、か?
「いや、結果は結果だけど、
いい試合してたよ」
…1ポイントも取れないストレート負けだけど?
(-"-;)
「やっぱり、あんまり勝てないと、
試合なんか出なくていいかなって思ったりする?」
どうやら師匠、
結果が最悪な我が家を心配して来てくれたらしい。
…この時点で、
娘も一回戦負け、
息子は三回戦どまり。
朝もはよから、
電車の時間を調べて親達に連絡、
道場の子ども達を引率、
会場内では、
準備体操をさせ、
写真撮影やら水分補給やら、
気を配り……。
おかげさまで道場から入賞者も出たことだし、
支部対抗戦は準優勝。
←モチロン我が子らは代表にあらず。
…それはとても喜ばしい。
でも、先生に声をかけられ、
思ってしまった。
世間的には、
母が熱心なばっかりで、
熱意がムダに空回り、
親子揃って一番不出来なダメ一家。
…ということでしょうか?
○| ̄|_
……しかし。
どうせ勝てないから、
試合は出ません。
……というのも、
それはいかがなものなのか?
万年一回戦負け。
…それでも、なお。
試合に負けても、
別の何かには負けず。
…それでも、なお。
耐えるワタシ。(T-T)
……やっぱり人生の縮図だと思う、
暑い一日でした。
次は12月、
宗家杯。
このまま、
一回戦負けの連続記録、更新します!
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